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3NO2 + Ni(OH)2 → Ni(NO3)2 + NO + H2O

二酸化窒素水酸化ニッケル(II)が反応すると,硝酸ニッケル(II)一酸化窒素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

自己酸化還元性化学種と塩基の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + 塩基非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NO2二酸化窒素3
自己酸化還元性
Ni(OH)2水酸化ニッケル(II)1
塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ni(NO3)2硝酸ニッケル(II)1
酸化生成物
NO一酸化窒素1
還元生成物
H2O1

熱力学的変化

標準状態における変化

二酸化窒素水酸化ニッケル(II)の反応
3NO2気体 + Ni(OH)2結晶性固体
Ni(NO3)2結晶性固体 + NO気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−180.5
1 mol あたり
−60.17
−180.5
1 mol あたり
−180.5
1 mol あたり
−180.5
1 mol あたり
−180.5

水溶液における変化

二酸化窒素水酸化ニッケル(II)の反応
ΔrG−125.8 kJ/mol
K1.09 × 1022
pK−22.04
3NO2気体 + Ni(OH)2結晶性固体
Ni(NO3)2水溶液 (解離状態) + NO気体 + H2O液体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−234.0−125.8−364
1 mol あたり
−78.00−41.93−121
−234.0−125.8−364
1 mol あたり
−234.0−125.8−364
1 mol あたり
−234.0−125.8−364
1 mol あたり
−234.0−125.8−364

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NO2 (g)33.18[1]51.31[1]240.06[1]37.20[1]
Ni(OH)2 (cr)-529.7[1]-447.2[1]88[1]
Ni(OH)2 (ai)-513.8[1]-360.2[1]-150.2[1]
* (g):気体, (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ni(NO3)2 (cr)-415.1[1]
Ni(NO3)2 (ai)-468.6[1]-268.5[1]164.0[1]
Ni(NO3)2 (cr)
3水和物
-1326.3[1]
Ni(NO3)2 (cr)
6水和物
-2211.7[1]464[1]
NO (g)90.25[1]86.55[1]210.761[1]29.844[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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