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3Ag2CrO4 🔥→ 3Ag2O2 + Cr + 2CrO3

クロム酸銀(I)が分解すると,酸化銀(I,III)クロム酸化クロム(VI)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (酸化還元反応)
熱分解性物質自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
オキソ酸塩の熱分解 (酸化還元反応)
オキソ酸塩自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ag2CrO4クロム酸銀(I)3
自己酸化還元剤
熱分解性
オキソ酸塩

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ag2O2酸化銀(I,III)3
酸化生成物
Crクロム1
還元生成物
CrO3酸化クロム(VI)2

熱力学的変化

標準状態における変化

クロム酸銀(I)の分解
3Ag2CrO4結晶性固体
🔥
3Ag2O2結晶性固体 + Cr結晶性固体 + 2CrO3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
943.3
1 mol あたり
314.4
1 mol あたり
314.4
1 mol あたり
943.3
1 mol あたり
471.6

水溶液における変化

クロム酸銀(I)の分解
3Ag2CrO4水溶液 (解離状態)
🔥
3Ag2O2結晶性固体 + Cr結晶性固体 + 2CrO3結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
758.0
1 mol あたり
252.7
1 mol あたり
252.7
1 mol あたり
758.0
1 mol あたり
379.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ag2CrO4 (cr)-731.74[1]-641.76[1]217.6[1]142.26[1]
Ag2CrO4 (ai)-669.98[1]-573.52[1]195.8[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ag2O2 (cr)-24.3[1]27.6[1]117[1]88[1]
Cr (cr)0[1]0[1]23.77[1]23.35[1]
Cr (g)396.6[1]351.8[1]174.50[1]20.79[1]
CrO3 (cr)-589.5[1]
CrO3 (g)-385.8[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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