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3NaClO + 2HClO3 → 3NaClO3 + 2HCl↑

次亜塩素酸ナトリウム塩素酸が反応すると,塩素酸ナトリウム塩化水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

自己酸化還元化学種と酸の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + 非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NaClO次亜塩素酸ナトリウム3
自己酸化還元性
HClO3塩素酸2

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NaClO3塩素酸ナトリウム3
酸化生成物
HCl塩化水素2
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

次亜塩素酸ナトリウム塩素酸の反応
ΔrG−88.1 kJ/mol
K2.72 × 1015
pK−15.43
3NaClO水溶液 (解離状態) + 2HClO3水溶液 (解離状態)
3NaClO3水溶液 (解離状態) + 2HCl気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
33.0−88.1413
11.0−29.4138
1 mol あたり
16.5−44.0207
11.0−29.4138
1 mol あたり
16.5−44.0207

標準状態における変化 (2)

次亜塩素酸ナトリウム塩素酸の反応
ΔrG−160.0 kJ/mol
K1.07 × 1028
pK−28.03
3NaClO水溶液 (解離状態) + 2HClO3水溶液 (解離状態)
3NaClO3水溶液 (解離状態) + 2HCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−116.7−160.0152
−38.90−53.3350.7
1 mol あたり
−58.35−80.0076.0
−38.90−53.3350.7
1 mol あたり
−58.35−80.0076.0

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NaClO (ai)-347.3[1]-298.7[1]100[1]
HClO3 (ai)-103.97[1]-7.95[1]162.3[1]
* (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NaClO3 (cr)-365.774[1]-262.259[1]123.4[1]
NaClO3 (ai)-344.09[1]-269.84[1]221.3[1]
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体

参考文献

参考文献一覧

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