You-iggy

4Ca(ClO)2 + 6AgOH → Ca(ClO4)2 + 3Ca(OH)2 + 6AgCl

次亜塩素酸カルシウム水酸化銀(I)が反応すると,過塩素酸カルシウム水酸化カルシウム塩化銀(I)が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

自己酸化還元性化学種と塩基の反応
自己酸化還元性化学種自己酸化還元剤 + 塩基非酸化還元剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

次亜塩素酸カルシウム水酸化銀(I)の反応

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(ClO)2次亜塩素酸カルシウム4
自己酸化還元性
AgOH水酸化銀(I)6
塩基

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(ClO4)2過塩素酸カルシウム1
酸化生成物
Ca(OH)2水酸化カルシウム3
AgCl塩化銀(I)6
還元生成物

熱力学的変化

水溶液における変化 (1)

次亜塩素酸カルシウム水酸化銀(I)の反応
4Ca(ClO)2水溶液 + 6AgOH水溶液 (解離状態)
Ca(ClO4)2水溶液 (解離状態) + 3Ca(OH)2結晶性固体 + 6AgCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−365.2
−91.30
水酸化銀(I)
1 mol あたり
−60.87
−365.2
−121.7
1 mol あたり
−60.87

水溶液における変化 (2)

次亜塩素酸カルシウム水酸化銀(I)の反応
4Ca(ClO)2水溶液 + 6AgOH水溶液 (解離状態)
Ca(ClO4)2水溶液 (解離状態) + 3Ca(OH)2結晶性固体 + 6AgCl水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−432.5
−108.1
水酸化銀(I)
1 mol あたり
−72.08
−432.5
−144.2
1 mol あたり
−72.08

水溶液における変化 (3)

次亜塩素酸カルシウム水酸化銀(I)の反応
4Ca(ClO)2水溶液 + 6AgOH水溶液 (非解離状態)
Ca(ClO4)2水溶液 (解離状態) + 3Ca(OH)2結晶性固体 + 6AgCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
水酸化銀(I)
1 mol あたり
1 mol あたり

水溶液における変化 (4)

次亜塩素酸カルシウム水酸化銀(I)の反応
4Ca(ClO)2水溶液 + 6AgOH水溶液 (非解離状態)
Ca(ClO4)2水溶液 (解離状態) + 3Ca(OH)2結晶性固体 + 6AgCl水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
水酸化銀(I)
1 mol あたり
1 mol あたり

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(ClO)2 (aq)-754.4[1]
AgOH (ai)-124.415[1]-80.137[1]61.92[1]-126.8[1]
AgOH (ao)-92.0[1]
* (aq):水溶液, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(ClO4)2 (cr)-736.76[1]
Ca(ClO4)2 (ai)-801.49[1]-570.62[1]310.9[1]
Ca(ClO4)2 (cr)
4水和物
-1948.9[1]-1476.47[1]433.5[1]
Ca(OH)2 (cr)-986.09[1]-898.49[1]83.39[1]87.49[1]
Ca(OH)2 (g)-544[1]
Ca(OH)2 (ai)-1002.82[1]-868.07[1]-74.5[1]
Ca(OH)2 (cr)
2水和物
-1218.4[1]
AgCl (cr)-127.068[1]-109.789[1]96.2[1]50.79[1]
AgCl (g)245.92[1]35.86[1]
AgCl (ai)-61.580[1]-54.120[1]129.3[1]-114.6[1]
AgCl (ao)-72.8[1]-72.8[1]154.0[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1