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4HClO2 🔥|🕒→ 2ClO2↑ + 2HClO + H2O2

亜塩素酸が分解すると,二酸化塩素次亜塩素酸過酸化水素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

熱分解 (酸化還元反応)
熱分解性物質自己酸化還元剤
🔥
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物
自発分解 (酸化還元反応)
自発分解性物質自己酸化還元剤
🕒
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

亜塩素酸の分解

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
HClO2亜塩素酸4
還元剤
熱分解性
自発分解性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
ClO2二酸化塩素2
酸化生成物
HClO次亜塩素酸2
還元生成物
H2O2過酸化水素1
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化 (1)

亜塩素酸の分解
ΔrG−76.4 kJ/mol
K2.42 × 1013
pK−13.38
4HClO2水溶液 (非解離状態)
🔥|🕒
2ClO2気体 + 2HClO水溶液 (非解離状態) + H2O2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−20.4−76.4188
1 mol あたり
−5.10−19.147.0
1 mol あたり
−10.2−38.294.0
1 mol あたり
−10.2−38.294.0
1 mol あたり
−20.4−76.4188

標準状態における変化 (2)

亜塩素酸の分解
ΔrG−77.2 kJ/mol
K3.35 × 1013
pK−13.52
4HClO2水溶液 (非解離状態)
🔥|🕒
2ClO2水溶液 (非解離状態) + 2HClO水溶液 (非解離状態) + H2O2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−75.6−77.24
1 mol あたり
−18.9−19.31
1 mol あたり
−37.8−38.62
1 mol あたり
−37.8−38.62
1 mol あたり
−75.6−77.24

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
HClO2 (ao)-51.9[1]5.9[1]188.3[1]
* (ao):水溶液 (非解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
ClO2 (g)102.5[1]120.5[1]256.84[1]41.97[1]
ClO2 (ao)74.9[1]120.1[1]164.8[1]
HClO (g)-78.7[1]-66.1[1]236.67[1]37.15[1]
HClO (ao)-120.9[1]-79.9[1]142[1]
H2O2 (l)-187.78[1]-120.35[1]109.6[1]89.1[1]
H2O2 (g)-136.31[1]-105.57[1]232.7[1]43.1[1]
H2O2 (ao)-191.17[1]-134.03[1]143.9[1]
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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