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4NaNO2 → 4Na+ + N2O5 + N2O3↑ + 4e

亜硝酸ナトリウムを酸化すると,ナトリウムイオン五酸化二窒素三酸化二窒素が生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

酸化可能化学種の酸化
反応物還元剤
生成物酸化生成物 + e

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NaNO2亜硝酸ナトリウム4
還元剤

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Na+ナトリウムイオン4
N2O5五酸化二窒素1
酸化生成物
N2O3三酸化二窒素1
e電子4
電子

熱力学的変化

標準状態における変化

亜硝酸ナトリウムの酸化
ΔrG382.1 kJ/mol
K0.11 × 10−66
pK66.94
4NaNO2水溶液 (解離状態)
4Na+水溶液 (非解離状態) + N2O5結晶性固体 + N2O3気体 + 4e
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
459.3382.1−1.5598.3
114.895.53−0.38149.6
ナトリウムイオン
1 mol あたり
114.895.53−0.38149.6
1 mol あたり
459.3382.1−1.5598.3
1 mol あたり
459.3382.1−1.5598.3
電子
1 mol あたり
114.895.53−0.38149.6

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NaNO2 (cr)-358.65[1]-284.55[1]103.8[1]
NaNO2 (ai)-344.8[1]-294.1[1]182.0[1]-51.0[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Na+ (g)609.358[1]
Na+ (ao)-240.12[1]-261.905[1]59.0[1]46.4[1]
N2O5 (cr)-43.1[1]113.9[1]178.2[1]143.1[1]
N2O5 (g)11.3[1]115.1[1]355.7[1]84.5[1]
N2O3 (l)50.29[1]
N2O3 (g)83.72[1]139.46[1]312.28[1]65.61[1]
e
* (g):気体, (ao):水溶液 (非解離状態), (cr):結晶性固体, (l):液体

参考文献

参考文献一覧

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