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5Ag2CrO4 + 6e → 5Ag2O + Cr2O3 + 3CrO42−

クロム酸銀(I)の還元
5Ag2CrO4クロム酸銀(I) + 6e電子
5Ag2O酸化銀(I) + Cr2O3酸化クロム(III) + 3CrO42−クロム酸イオン

クロム酸銀(I)を還元すると,酸化銀(I)酸化クロム(III)クロム酸イオンが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

クロム酸銀(I)の還元
5Ag2CrO4クロム酸銀(I) + 6e電子
5Ag2O酸化銀(I) + Cr2O3酸化クロム(III) + 3CrO42−クロム酸イオン

一般反応式

還元可能化学種の還元
反応物酸化剤 + e
生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ag2CrO4クロム酸銀(I)5
酸化剤
e電子6
電子

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ag2O酸化銀(I)5
Cr2O3酸化クロム(III)1
還元生成物
CrO42−クロム酸イオン3

熱力学的変化

標準状態における変化

クロム酸銀(I)の還元
ΔrG−429.8 kJ/mol
K1.98 × 1075
pK−75.30
5Ag2CrO4水溶液 (解離状態) + 6e
5Ag2O結晶性固体 + Cr2O3結晶性固体 + 3CrO42−水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−588.5−429.8−140.7
1 mol あたり
−117.7−85.96−28.14
電子
1 mol あたり
−98.08−71.63−23.45
1 mol あたり
−117.7−85.96−28.14
1 mol あたり
−588.5−429.8−140.7
クロム酸イオン
1 mol あたり
−196.2−143.3−46.90

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ag2CrO4 (cr)-731.74[1]-641.76[1]217.6[1]142.26[1]
Ag2CrO4 (ai)-669.98[1]-573.52[1]195.8[1]
e
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ag2O (cr)-31.05[1]-11.20[1]121.3[1]65.86[1]
Cr2O3 (cr)-1139.7[1]-1058.1[1]81.2[1]118.74[1]
Cr2O3 (cr)
1水和物
-1506[1]
Cr2O3 (cr)
2水和物
-1845[1]
Cr2O3 (cr)
3水和物
-2171[1]
CrO42− (ao)-881.15[1]-727.75[1]50.21[1]
* (cr):結晶性固体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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