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8Cu + KClO4 → 4Cu2O + KCl

過塩素酸カリウムが反応すると,酸化銅(I)塩化カリウムが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

被酸化性化学種と酸化性化学種の反応
被酸化性化学種還元剤 + 酸化性化学種酸化剤
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu8
還元剤
被酸化性
KClO4過塩素酸カリウム1
酸化剤
酸化性

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Cu2O酸化銅(I)4
酸化生成物
KCl塩化カリウム1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

過塩素酸カリウムの反応
ΔrG−690.1 kJ/mol
K7.95 × 10120
pK−120.90
8Cu結晶性固体 + KClO4結晶性固体
4Cu2O結晶性固体 + KCl結晶性固体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−678.4−690.139.0−2.00
1 mol あたり
−84.80−86.264.88−0.250
−678.4−690.139.0−2.00
1 mol あたり
−169.6−172.59.75−0.500
1 mol あたり
−678.4−690.139.0−2.00

水溶液における変化

過塩素酸カリウムの反応
ΔrG−706.7 kJ/mol
K6.43 × 10123
pK−123.81
8Cu結晶性固体 + KClO4水溶液 (解離状態)
4Cu2O結晶性固体 + KCl水溶液 (解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
−712.2−706.7−18.1
1 mol あたり
−89.03−88.34−2.26
−712.2−706.7−18.1
1 mol あたり
−178.1−176.7−4.53
1 mol あたり
−712.2−706.7−18.1

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu (cr)0[1]0[1]33.150[1]24.435[1]
Cu (g)338.32[1]298.58[1]166.38[1]20.786[1]
KClO4 (cr)-432.75[1]-303.09[1]151.0[1]112.38[1]
KClO4 (ai)-381.71[1]-291.79[1]284.5[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Cu2O (cr)-168.6[1]-146.0[1]93.14[1]63.64[1]
KCl (cr)-436.747[1]-409.14[1]82.59[1]51.30[1]
KCl (g)-214.14[1]-233.0[1]239.10[1]36.48[1]
KCl (ai)-419.53[1]-414.49[1]159.0[1]-114.6[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態)

参考文献

参考文献一覧

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