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CaBr2 + 2H2O 💧⚡→ Ca(OH)2 + Br2 + H2

臭化カルシウム水溶液を電気分解すると,水酸化カルシウム臭素水素が生成します。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

一般反応式

水溶液の電気分解 (水=酸化剤)
水と混和/水に易溶/水に可溶還元剤 + H2O酸化剤
💧⚡
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

臭化カルシウム水溶液の電気分解 (水=酸化剤)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
CaBr2臭化カルシウム1
還元剤
水に易溶
H2O2
酸化剤

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Ca(OH)2水酸化カルシウム1
Br2臭素1
酸化生成物
H2水素1
還元生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

臭化カルシウム水溶液の電気分解 (水=酸化剤)
ΔrG239.4 kJ/mol
K0.11 × 10−41
pK41.94
CaBr2結晶性固体 + 2H2O液体
💧⚡
Ca(OH)2結晶性固体 + Br2液体 + H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
268.4239.496
1 mol あたり
268.4239.496
1 mol あたり
134.2119.748
268.4239.496
1 mol あたり
268.4239.496
1 mol あたり
268.4239.496

水溶液における変化 (1)

臭化カルシウム水溶液の電気分解 (水=酸化剤)
ΔrG341.19 kJ/mol
K0.17 × 10−59
pK59.77
CaBr2水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
💧⚡
Ca(OH)2結晶性固体 + Br2水溶液 (非解離状態) + H2気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
368.90341.1993.1
1 mol あたり
368.90341.1993.1
1 mol あたり
184.45170.5946.5
368.90341.1993.1
1 mol あたり
368.90341.1993.1
1 mol あたり
368.90341.1993.1

水溶液における変化 (2)

臭化カルシウム水溶液の電気分解 (水=酸化剤)
ΔrG358.8 kJ/mol
K0.14 × 10−62
pK62.86
CaBr2水溶液 (解離状態) + 2H2O液体
💧⚡
Ca(OH)2結晶性固体 + Br2水溶液 (非解離状態) + H2水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
364.7358.8539
1 mol あたり
364.7358.8539
1 mol あたり
182.3179.4270
364.7358.8539
1 mol あたり
364.7358.8539
1 mol あたり
364.7358.8539

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
CaBr2 (cr)-682.8[1]-663.6[1]130[1]
CaBr2 (g)-398.3[1]
CaBr2 (ai)-785.92[1]-761.49[1]111.7[1]
CaBr2 (cr)
6水和物
-2506.2[1]-2152.8[1]410[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ca(OH)2 (cr)-986.09[1]-898.49[1]83.39[1]87.49[1]
Ca(OH)2 (g)-544[1]
Ca(OH)2 (ai)-1002.82[1]-868.07[1]-74.5[1]
Ca(OH)2 (cr)
2水和物
-1218.4[1]
Br2 (cr)
Br2 (l)0[1]0[1]152.231[1]75.689[1]
Br2 (g)30.907[1]3.110[1]245.463[1]36.02[1]
Br2 (ao)-2.59[1]3.93[1]130.5[1]
H2 (g)0[1]0[1]130.684[1]28.824[1]
H2 (ao)-4.2[1]17.6[1]577[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)