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3NiCl2 + 3H2O 💧⚡→ 3Ni + 6HCl↑ + O3

塩化ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)

塩化ニッケル(II)水溶液を電気分解すると,ニッケル塩化水素オゾンが生成します(その他の反応はこちら)。この反応は酸化還元反応で,

に分類されます。

目次
  1. 1化学反応情報
  2. 2熱力学的変化
  3. 3参考文献
  4. 4関連化学反応
  5. 5関連カテゴリ

化学反応情報

化学反応式

塩化ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)

一般反応式

水溶液の電気分解 (水=還元剤)
水と混和/水に易溶/水に可溶酸化剤 + H2O還元剤
💧⚡
生成物酸化生成物 + 生成物還元生成物

各原子の酸化数

塩化ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)

反応物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
NiCl2塩化ニッケル(II)3
酸化剤
水に易溶
H2O3
還元剤

生成物

化学式名称係数分類一般反応式に
おける分類
Niニッケル3
還元生成物
HCl塩化水素6
O3オゾン1
酸化生成物

熱力学的変化

標準状態における変化

塩化ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG1079.9 kJ/mol
K0.65 × 10−189
pK189.19
3NiCl2結晶性固体 + 3H2O液体
💧⚡
3Ni結晶性固体 + 6HCl気体 + O3気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1362.31079.9947.31−148.75
1 mol あたり
454.10359.97315.77−49.583
1 mol あたり
454.10359.97315.77−49.583
1 mol あたり
454.10359.97315.77−49.583
1 mol あたり
227.05179.98157.88−24.792
1 mol あたり
1362.31079.9947.31−148.75

水溶液における変化 (1)

塩化ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG1226.5 kJ/mol
K0.13 × 10−214
pK214.87
3NiCl2水溶液 (解離状態) + 3H2O液体
💧⚡
3Ni結晶性固体 + 6HCl気体 + O3気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1611.21226.51285.6
1 mol あたり
537.07408.83428.53
1 mol あたり
537.07408.83428.53
1 mol あたり
537.07408.83428.53
1 mol あたり
268.53204.42214.27
1 mol あたり
1611.21226.51285.6

水溶液における変化 (2)

塩化ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG1237.4 kJ/mol
K0.16 × 10−216
pK216.78
3NiCl2水溶液 (解離状態) + 3H2O液体
💧⚡
3Ni結晶性固体 + 6HCl気体 + O3水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1594.41237.41193
1 mol あたり
531.47412.47397.7
1 mol あたり
531.47412.47397.7
1 mol あたり
531.47412.47397.7
1 mol あたり
265.73206.23198.8
1 mol あたり
1594.41237.41193

水溶液における変化 (3)

塩化ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG1010.9 kJ/mol
K0.79 × 10−177
pK177.10
3NiCl2水溶液 (解離状態) + 3H2O液体
💧⚡
3Ni結晶性固体 + 6HCl水溶液 (解離状態) + O3気体
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1162.11010.9503.1
1 mol あたり
387.37336.97167.7
1 mol あたり
387.37336.97167.7
1 mol あたり
387.37336.97167.7
1 mol あたり
193.68168.4883.85
1 mol あたり
1162.11010.9503.1

水溶液における変化 (4)

塩化ニッケル(II)水溶液の電気分解 (水=還元剤)
ΔrG1021.8 kJ/mol
K0.97 × 10−179
pK179.01
3NiCl2水溶液 (解離状態) + 3H2O液体
💧⚡
3Ni結晶性固体 + 6HCl水溶液 (解離状態) + O3水溶液 (非解離状態)
標準反応
エンタルピー
ΔrH°
kJ · mol−1
標準反応
ギブス
エネルギー
ΔrG°
kJ · mol−1
標準反応
エントロピー
ΔrS°
J · K−1 · mol−1
標準反応
定圧熱容量
ΔrCp°
J · K−1 · mol−1
反応式
1 mol あたり
1145.31021.8410
1 mol あたり
381.77340.60137
1 mol あたり
381.77340.60137
1 mol あたり
381.77340.60137
1 mol あたり
190.88170.3068.3
1 mol あたり
1145.31021.8410

反応物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
NiCl2 (cr)-305.332[1]-259.032[1]97.65[1]71.67[1]
NiCl2 (ai)-388.3[1]-307.9[1]-15.1[1]
NiCl2 (cr)
2水和物
-922.2[1]-760.1[1]176[1]
NiCl2 (cr)
4水和物
-1516.7[1]-1234.9[1]243[1]
NiCl2 (cr)
6水和物
-2103.17[1]-1713.19[1]344.3[1]
H2O (cr)
H2O (l)-285.830[1]-237.129[1]69.91[1]75.291[1]
H2O (g)-241.818[1]-228.572[1]188.825[1]33.577[1]
* (cr):結晶性固体, (ai):水溶液 (解離状態), (l):液体, (g):気体

生成物の熱力学データ

化学式標準生成
エンタルピー
ΔfH°
kJ · mol−1
標準生成
ギブス
エネルギー
ΔfG°
kJ · mol−1
標準モル
エントロピー
S°
J · K−1 · mol−1
標準モル
定圧熱容量
Cp°
J · K−1 · mol−1
Ni (cr)0[1]0[1]29.87[1]26.07[1]
Ni (g)429.7[1]384.5[1]182.193[1]23.359[1]
HCl (g)-92.307[1]-95.299[1]186.908[1]29.12[1]
HCl (ai)-167.159[1]-131.228[1]56.5[1]-136.4[1]
O3 (g)142.7[1]163.2[1]238.93[1]39.20[1]
O3 (ao)125.9[1]174.1[1]146[1]
* (cr):結晶性固体, (g):気体, (ai):水溶液 (解離状態), (ao):水溶液 (非解離状態)

参考文献

参考文献一覧

  1. 1
    Janiel J. Reed (1989)
    The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI Units
    National Institute of Standards and Technology (NIST)