硝酸アルミニウム
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硝酸アルミニウム（Aluminium nitrate）は，化学式 Al(NO3)3 で表される無機化合物です。
目次
名称
物質名称一覧
命名法
Nomenclature
名称
Name
- 代表的名称
- Typical name
- 硝酸アルミニウム
- Aluminium nitrate
- 組成命名法
- Compositional nomenclature
- 硝酸アルミニウム
- Aluminium nitrate
- 三硝酸アルミニウム
- Aluminium trinitrate
- 付加命名法
- Additive nomenclature
- トリオキシド硝酸(1−)アルミニウム
- Aluminium trioxidonitrate(1−)
化学式と構造
化学式一覧
化学式名称
Formula name
化学式
Formula
- 代表的化学式
- Typical formula
- Al(NO3)3
- 組成式
- Compositional formula
- Al(NO3)3
- 構造式
- Structural formula
- 構造式 (共役なし)
- Structural formula with no conjugation
- 電子式 (ルイス構造式)
- Lewis structure
- 電子式 (ルイス構造式, 色付き)
- Colored Lewis structure
物質情報
物質情報一覧
構成要素
構成イオン
イオン Ion | 名称 Name | 電荷数 Charge number | 個数 Number |
|---|---|---|---|
| Al3+ | アルミニウムイオン | 3 | 1 |
| NO3− | 硝酸イオン | -1 | 3 |
構成原子
原子 Atom | 名称 Name | 酸化数 Oxidation state | 個数 Number |
|---|---|---|---|
| Al | アルミニウム | +3 | 1 |
| N | 窒素 | +5 | 3 |
| O | 酸素 | −2 | 9 |
原子の比率
原子 Atom | 原子量 Atomic weight | 個数 Number | 原子比率 Atomic ratio | 重量比率 Weight ratio |
|---|---|---|---|---|
| Al | 26.982 | 1 | 7.69% | 12.67% |
| N | 14.007 | 3 | 23.08% | 19.73% |
| O | 15.999 | 9 | 69.23% | 67.60% |
熱力学的性質
相転移特性
項目
Item
値
Value
- 融解熱
- Enthalpy of fusion
- –
- 蒸発熱
- Enthalpy of vaporization
- –
- 蒸発熱 (25°C)
- Enthalpy of vaporization at 25°C
- –
- その他転移エンタルピー
- Enthalpy of other transition
- –
標準熱力学特性
溶解度
溶解性
水への溶解度 (g/100 g)[1]
| 0°C | 10°C | 20°C | 30°C | 40°C | 60°C | 80°C | 90°C | 100°C |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 60 | 66.7 | 73.9 | 81.8 | 88.7 | 106 | 132 | 153 | 160 |
エタノールへの溶解度 (g/100 mL)[1]
| 25°C |
|---|
| 100 |
水への溶解度 (g/100 mL)[1]
| 25°C |
|---|
| 64 |
溶解度曲線 (g/100 g)
溶解度曲線 (g/100 mL)
製法
酸と塩基の反応
硝酸と水酸化アルミニウムが反応すると，硝酸アルミニウムと水が生成します。
塩基と酸性酸化物の反応
水酸化アルミニウムと五酸化二窒素が反応すると，硝酸アルミニウムと水が生成します。
塩基性酸化物と酸の反応
酸化アルミニウムと硝酸が反応すると，硝酸アルミニウムと水が生成します。
塩基性酸化物と酸性酸化物の反応
酸化アルミニウムと五酸化二窒素が反応すると，硝酸アルミニウムが生成します。
弱酸の塩と強酸の反応
弱酸の塩と強酸が反応すると，硝酸アルミニウムが生成する場合があります。
活性金属と酸の反応
活性金属と酸性酸化物，水の反応
化学反応
電離反応
硝酸アルミニウムが電離すると，アルミニウムイオンと硝酸イオンが生成します。
強塩基との反応
硝酸アルミニウムと強塩基が反応すると，強塩基の塩と水酸化アルミニウムが生成します。
不揮発性の酸との反応
硝酸アルミニウムと不揮発性の酸が反応すると，硫酸アルミニウムと硝酸が生成します。
還元性化学種との反応
還元性化学種と硝酸アルミニウムが反応すると，種々の生成物が生成します。
被酸化性化学種との反応
被酸化性化学種と硝酸アルミニウムが反応すると，種々の生成物が生成します。
被酸化性化学種との反応 (酸性条件下)
被酸化性化学種と硝酸アルミニウム，水素イオンが反応すると，種々の生成物が生成します。
被酸化性化学種との反応 (中性条件下)
被酸化性化学種と硝酸アルミニウム，水が反応すると，種々の生成物が生成します。
難酸化性化学種との反応
難酸化性化学種と硝酸アルミニウムが反応すると，種々の生成物が生成します。
難酸化性化学種との反応 (酸性条件下)
難酸化性化学種と硝酸アルミニウム，水素イオンが反応すると，種々の生成物が生成します。
難酸化性化学種との反応 (中性条件下)
難酸化性化学種と硝酸アルミニウム，水が反応すると，種々の生成物が生成します。
沈殿反応
水溶液中に特定の化学種が存在すると，硝酸アルミニウムと反応して沈殿が生成します。
分解反応
硝酸アルミニウムが分解すると，酸化アルミニウムと五酸化二窒素が生成します。
水溶液の電気分解
硝酸アルミニウム水溶液を電気分解すると，種々の生成物が生成します。
参考文献
参考文献一覧
- 1James G. Speight (2017)Lange's Handbook of Chemistry, 17th editionMcGraw Hill Education
- ^ 密度, 1.72 g/cm3 - p.29
- ^ 融点, 73 °C - p.29
- ^ 沸点, 135 °C - p.29
- ^ 溶解性, アセトンに可溶 - p.29
- ^ 水への溶解度 (g/100 g), 表を参照 - p.332
- ^ エタノールへの溶解度 (g/100 mL), 表を参照 - p.29
- ^ 水への溶解度 (g/100 mL), 表を参照 - p.29
- 2John R. Rumble Jr, David R. Lide, Thomas J. Bruno (2019)CRC Handbook of Chemistry and Physics 100th EditionCRC Press
- ^ 密度, 1.72 g/cm3 - p.4-41
- ^ 融点, 73 °C - p.4-41
- ^ 沸点, 135 °C - p.4-41
- 3Janiel J. Reed (1989)The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI UnitsNational Institute of Standards and Technology (NIST)
