クロム酸カルシウム
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クロム酸カルシウム（Calcium chromate）は，化学式 CaCrO4 で表される無機化合物です。
目次
名称
物質名称一覧
命名法
Nomenclature
名称
Name
- 代表的名称
- Typical name
- クロム酸カルシウム
- Calcium chromate
- 組成命名法
- Compositional nomenclature
- クロム酸カルシウム
- Calcium chromate
- 付加命名法
- Additive nomenclature
- テトラオキシドクロム酸(2−)カルシウム
- Calcium tetraoxidochromate(2−)
化学式と構造
化学式一覧
化学式名称
Formula name
化学式
Formula
- 代表的化学式
- Typical formula
- CaCrO4
- 組成式
- Compositional formula
- CaCrO4
- 構造式
- Structural formula
- その他の構造式
- Other structural formulas
- 電子式 (ルイス構造式)
- Lewis structure
- 電子式 (ルイス構造式, 色付き)
- Colored Lewis structure
物質情報
物質情報一覧
構成要素
構成イオン
イオン Ion | 名称 Name | 電荷数 Charge number | 個数 Number |
|---|---|---|---|
| Ca2+ | カルシウムイオン | 2 | 1 |
| CrO42− | クロム酸イオン | -2 | 1 |
構成原子
原子 Atom | 名称 Name | 酸化数 Oxidation state | 個数 Number |
|---|---|---|---|
| Ca | カルシウム | +2 | 1 |
| Cr | クロム | +6 | 1 |
| O | 酸素 | −2 | 4 |
原子の比率
原子 Atom | 原子量 Atomic weight | 個数 Number | 原子比率 Atomic ratio | 重量比率 Weight ratio |
|---|---|---|---|---|
| Ca | 40.078 | 1 | 16.67% | 25.68% |
| Cr | 51.9961 | 1 | 16.67% | 33.32% |
| O | 15.999 | 4 | 66.67% | 41.00% |
熱力学的性質
相転移特性
項目
Item
値
Value
- 融解熱
- Enthalpy of fusion
- –
- 蒸発熱
- Enthalpy of vaporization
- –
- 蒸発熱 (25°C)
- Enthalpy of vaporization at 25°C
- –
- その他転移エンタルピー
- Enthalpy of other transition
- –
標準熱力学特性
状態 State | 標準生成 エンタルピー ΔfH° kJ · mol−1 | 標準生成 ギブス エネルギー ΔfG° kJ · mol−1 | 標準モル エントロピー S° J · K−1 · mol−1 | 標準モル 定圧熱容量 Cp° J · K−1 · mol−1 |
|---|---|---|---|---|
| 水溶液 | −1426.3[2] | – | – | – |
溶解度
溶解性
水への溶解度 (g/100 g, 二水和物)[1]
| 0°C | 20°C | 30°C |
|---|---|---|
| 17.3 | 16.6 | 16.1 |
水への溶解度 (g/100 g)[1]
| 0°C | 20°C | 30°C | 40°C | 60°C |
|---|---|---|---|---|
| 4.5 | 2.25 | 1.83 | 1.49 | 0.83 |
溶解度曲線 (g/100 g)
危険有害性
GHSラベル[3]
項目
Item
値
Value
- 危険有害性絵表示
- Hazard pictograms
- 注意喚起語
- Signal word
- 危険
- 危険有害性情報
- Hazard statements
- H301: 飲み込むと有毒
- H314: 重篤な皮膚の薬傷や眼損傷性
- H318: 重篤な眼損傷性
- H334: 吸入するとアレルギー, 喘息, 呼吸困難のおそれ
- H317: アレルギー性皮膚反応のおそれ
- H340: 遺伝性疾患のおそれ
- H350: 発がんのおそれ
- H360: 生殖能または胎児への悪影響のおそれ
- H370: 臓器への傷害
- H370: 中枢神経系への傷害
- H370: 呼吸器系への傷害
- H370: 心血管系への傷害
- H370: 血液系への傷害
- H370: 肝臓への傷害
- H370: 腎臓への傷害
- H372: 長期, または反復ばく露による臓器への傷害
- H372: 長期, または反復ばく露による呼吸器系への傷害
物理的危険性[3]
健康有害性[3]
環境有害性[3]
製法
酸と塩基の反応
酸と塩基が反応すると，クロム酸カルシウムが生成する場合があります。
塩基と酸性酸化物の反応
水酸化カルシウムと酸化クロム(VI)が反応すると，クロム酸カルシウムと水が生成します。
塩基性酸化物と酸の反応
塩基性酸化物と酸が反応すると，クロム酸カルシウムが生成する場合があります。
塩基性酸化物と酸性酸化物の反応
酸化カルシウムと酸化クロム(VI)が反応すると，クロム酸カルシウムが生成します。
弱塩基の塩と強塩基の反応
弱塩基の塩と強塩基が反応すると，クロム酸カルシウムが生成する場合があります。
活性金属と酸の反応
化学反応
電離反応
クロム酸カルシウムが電離すると，カルシウムイオンとクロム酸イオンが生成します。
強酸との反応
クロム酸カルシウムと強酸が反応すると，強酸の塩とクロム酸が生成します。
還元性化学種との反応
還元性化学種とクロム酸カルシウムが反応すると，種々の生成物が生成します。
被酸化性化学種との反応
被酸化性化学種とクロム酸カルシウムが反応すると，種々の生成物が生成します。
被酸化性化学種との反応 (酸性条件下)
被酸化性化学種とクロム酸カルシウム，水素イオンが反応すると，種々の生成物が生成します。
被酸化性化学種との反応 (中性条件下)
被酸化性化学種とクロム酸カルシウム，水が反応すると，種々の生成物が生成します。
難酸化性化学種との反応
難酸化性化学種とクロム酸カルシウムが反応すると，種々の生成物が生成します。
難酸化性化学種との反応 (酸性条件下)
難酸化性化学種とクロム酸カルシウム，水素イオンが反応すると，種々の生成物が生成します。
難酸化性化学種との反応 (中性条件下)
難酸化性化学種とクロム酸カルシウム，水が反応すると，種々の生成物が生成します。
沈殿反応
水溶液中に特定の化学種が存在すると，クロム酸カルシウムと反応して沈殿が生成します。
分解反応
クロム酸カルシウムが分解すると，酸化カルシウムと酸化クロム(VI)が生成します。
水溶液の電気分解
クロム酸カルシウム水溶液を電気分解すると，種々の生成物が生成します。
参考文献
参考文献一覧
- 1James G. Speight (2017)Lange's Handbook of Chemistry, 17th editionMcGraw Hill Education
- ^ 密度, 2.50 g/cm3 - p.37
- ^ 融点, 200 °C - p.37
- ^ 溶解性, 酸に可溶 - p.37
- ^ 水への溶解度 (g/100 g), 表を参照 - p.334
- ^ 水への溶解度 (g/100 g), 表を参照 - p.334
- 2Janiel J. Reed (1989)The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI UnitsNational Institute of Standards and Technology (NIST)
- 3化学物質管理センターGHS分類結果独立行政法人 製品評価技術基盤機構
