次亜塩素酸カリウム
次亜塩素酸カリウム(Potassium hypochlorite)は,化学式 KClO で表される無機化合物です。
名称
物質名称一覧
- 代表的名称
- Typical name
- 次亜塩素酸カリウム
- Potassium hypochlorite
- 組成命名法
- Compositional nomenclature
- 次亜塩素酸カリウム
- Potassium hypochlorite
- 付加命名法
- Additive nomenclature
- クロリド酸素酸(1−)カリウム
- Potassium chloridooxygenate(1−)
化学式と構造
化学式一覧
- 代表的化学式
- Typical formula
- KClO
- 組成式
- Compositional formula
- KClO
- 構造式
- Structural formula
- 電子式 (ルイス構造式)
- Lewis structure
- 電子式 (ルイス構造式, 色付き)
- Colored Lewis structure
物質情報
物質情報一覧
- 名称
- Name
- 次亜塩素酸カリウム
- Potassium hypochlorite
- 化学式
- Formula
- KClO
- 外観
- Appearance
- 無色の固体
- Colorless solid
- 臭気
- Odor
- 無臭
- Odorless
- モル質量
- Molar mass
- 90.55 g/mol
- 密度
- Density
- –
- 融点
- Melting point
- –
- 沸点
- Boiling point
- –
構成要素
構成イオン
イオン Ion | 名称 Name | 電荷数 Charge number | 個数 Number |
---|---|---|---|
K+ | カリウムイオン | 1 | 1 |
ClO− | 次亜塩素酸イオン | -1 | 1 |
構成原子
原子 Atom | 名称 Name | 酸化数 Oxidation state | 個数 Number |
---|---|---|---|
K | カリウム | +1 | 1 |
Cl | 塩素 | +1 | 1 |
O | 酸素 | −2 | 1 |
原子の比率
原子 Atom | 原子量 Atomic weight | 個数 Number | 原子比率 Atomic ratio | 重量比率 Weight ratio |
---|---|---|---|---|
K | 39.0983 | 1 | 33.33% | 43.18% |
Cl | 35.45 | 1 | 33.33% | 39.15% |
O | 15.999 | 1 | 33.33% | 17.67% |
熱力学的性質
相転移特性
- 融解熱
- Enthalpy of fusion
- –
- 蒸発熱
- Enthalpy of vaporization
- –
- 蒸発熱 (25°C)
- Enthalpy of vaporization at 25°C
- –
- その他転移エンタルピー
- Enthalpy of other transition
- –
標準熱力学特性
溶解度
溶解性
製法
酸と塩基の反応
次亜塩素酸と水酸化カリウムが反応すると,次亜塩素酸カリウムと水が生成します。
塩基と酸性酸化物の反応
水酸化カリウムと一酸化二塩素が反応すると,次亜塩素酸カリウムと水が生成します。
塩基性酸化物と酸の反応
酸化カリウムと次亜塩素酸が反応すると,次亜塩素酸カリウムと水が生成します。
塩基性酸化物と酸性酸化物の反応
酸化カリウムと一酸化二塩素が反応すると,次亜塩素酸カリウムが生成します。
非金属と水酸化物塩基の反応
と水酸化カリウムが反応すると,次亜塩素酸カリウムと塩化カリウム,水が生成します。
分解反応
熱分解性物質が分解すると,次亜塩素酸カリウムが生成する場合があります。
均化反応
塩化ナトリウムと過塩素酸カリウムが反応すると,次亜塩素酸カリウムが生成する場合があります。
化学反応
電離反応
次亜塩素酸カリウムが電離すると,カリウムイオンと次亜塩素酸イオンが生成します。
強酸との反応
次亜塩素酸カリウムと強酸が反応すると,強酸の塩と次亜塩素酸が生成します。
不揮発性の酸との反応
次亜塩素酸カリウムと不揮発性の酸が反応すると,不揮発性の酸の塩と次亜塩素酸が生成します。
水との反応
次亜塩素酸カリウムと水が反応すると,種々の生成物が生成します。
酸との反応
次亜塩素酸カリウムと酸が反応すると,種々の生成物が生成します。
塩基との反応
次亜塩素酸カリウムと塩基が反応すると,種々の生成物が生成します。
還元性化学種との反応
還元性化学種と次亜塩素酸カリウムが反応すると,種々の生成物が生成します。
被酸化性化学種との反応
被酸化性化学種と次亜塩素酸カリウムが反応すると,種々の生成物が生成します。
被酸化性化学種との反応 (酸性条件下)
被酸化性化学種と次亜塩素酸カリウム,水素イオンが反応すると,種々の生成物が生成します。
被酸化性化学種との反応 (中性条件下)
被酸化性化学種と次亜塩素酸カリウム,水が反応すると,種々の生成物が生成します。
酸化性化学種との反応
次亜塩素酸カリウムと酸化性化学種が反応すると,種々の生成物が生成します。
難酸化性化学種との反応
難酸化性化学種と次亜塩素酸カリウムが反応すると,種々の生成物が生成します。
酸化性化学種との反応 (酸性条件下)
次亜塩素酸カリウムと酸化性化学種,水素イオンが反応すると,種々の生成物が生成します。
難酸化性化学種との反応 (酸性条件下)
難酸化性化学種と次亜塩素酸カリウム,水素イオンが反応すると,種々の生成物が生成します。
酸化性化学種との反応 (中性条件下)
次亜塩素酸カリウムと酸化性化学種,水が反応すると,種々の生成物が生成します。
難酸化性化学種との反応 (中性条件下)
難酸化性化学種と次亜塩素酸カリウム,水が反応すると,種々の生成物が生成します。
沈殿反応
水溶液中に特定の化学種が存在すると,次亜塩素酸カリウムと反応して沈殿が生成します。
分解反応
次亜塩素酸カリウムが分解すると,酸化カリウムと一酸化二塩素が生成します。
水溶液の電気分解
次亜塩素酸カリウム水溶液を電気分解すると,種々の生成物が生成します。
参考文献
参考文献一覧
- 1Janiel J. Reed (1989)The NBS Tables of Chemical Thermodynamic Properties: Selected Values for Inorganic and C1 and C2 Organic Substances in SI UnitsNational Institute of Standards and Technology (NIST)